春ドラ最終回3連発

　比較的真面目に見ていた春ドラ3本の最終回感想。

「汚れた舌」
　最終回は弘子サマ(森口瑶子)の独壇場。何だかんだ皆落ち着く所に落ち着いて良かった良かった…って！！　おかん(松原智恵子)は！？　おかん一人ドン底の人生じゃなかったですか！？　
　舌に絡めた罪悪という点では中途半端っぽかったけど、色々な女の生き様から人間の業を描いた、という点で、その辺の「負け犬」ドラマは遠く敵わない出来のドラマだったと思います。内館先生の次回作に期待。

「タイガー&ドラゴン」
　「バトル・ロワイアル」以来、久々に塚本高史が恰好いいと思いました。いやほらチンピラ役はしょっちゅうだけど、ヤクザ役にはまだまだかなぁ、と思いきや、最終回の堂々たる二代目組長ぶり。リサちゃん(蒼井優)とは復縁して欲しいですね。
ドラマ的には落語ある限り、ネタができれば続編作れそうなノリで終わったので期待してます。長瀬＆准一さんのスケジュール抑えが大変そうですが、頑張ってください。変に映画化トカには行かないで欲しいですね。

「あいくるしい」
　みちる(綾瀬はるか)と政希(田中幸太朗)がくっついたのはセカチュー繋がりですか？政希が「みちる」って呼び捨てにした時、無駄にドキドキニヤニヤしました(←バカ)。幸太朗は出番少ないにも関わらず、大変美味しい役どころだったんですが、小栗旬ファンの皆さんは激怒の最終回だったかと。いやだって凄いかませ(略)　
　その他多すぎる登場人物の物語の決着は超実務的に片付けられていって感動もクソもなかったんですが、中川(萩原聖人)と奈々(志保)の会話は印象に残りました。この2人の紆余曲折をもっとちゃんと見たかったなぁ。
　あと泣けない幌(神木隆之介)が地元の運動会で一等賞取った事に泣いたのには爆笑しました。いや人間意外とくだらない瞬間に涙が零れるものですが、ドラマ的にそんな盛り上がらない部分で泣いちゃ駄目だって！！