「汚れた舌」#5


 おかん(松原智恵子)がやりやがりました。てっきり口だけで実行する胆力はないと思われたおかんですが、白川を刺しに行きましたよ。しかしあっさりかわされ、かつ白川(藤竜也)に理路整然と諭されて、逆に刃物恐怖症に! 千夏はおかんの挙動不審を怪しむ前にまず病院に連れてくべきだと毎回思います。

 その千夏ですが、なかなか加藤浩次とそーいう関係にならないのは意外。まあもう精神的にはがっつり耕平(加藤)に食いついているけれど。人間優しくされたら弱いですからね。その癖、白川という男の女である自分に酔い痴れてたりして、そんな酔い痴れてる間があったらおかんを病院に(略)。
 花屋の仕事も花が好きでやっているわけでも何でもないみたいですが(やりがいがありそう、とかぐらいで選んだっぽい)、今回のラストでビニールハウス農園の花を見て、新しい商売のヒントを思いついてた所は今後の伏線でしょうか。本当の意味で「仕事に恋に」生きるための。


 一方、遂に杏梨(牧瀬里穂)にブッ壊れの兆しが!(大喜び) 発端は仕事仕事で自分にかまってくれない加藤浩次にキレたくだりですが、わざとらしく仲裁に入った弘子サマ(森口瑶子)を「邪魔すんな!」とばかりにばっさり一刀両断。天然攻撃ならともかく、反撃されるとは夢にも思ってなかった弘子サマの動揺を押し隠して張り付いた笑顔に大爆笑です。

 やられたらやりかえす弘子サマは、杏梨が楽しみにしてた耕平同伴の友達との食事会をぶち壊し作戦に。「熱が出たの」と耕平を呼び出しておいて、仁王立ちでお出迎えの弘子サマのショットに継いで、菜の花畑に般若面で立ちすくむ杏梨のアップコンボ技にテレビの前でもんどりかえって笑い転げた人は多かったと思います。


 別項目で書いた田中圭の壊れっぷり(やっぱり弘子サマの息子だけの事はありました)も含めて、次回も楽しみ。