「優しい時間」#8


 今まで色々な偶然の元、マスター(寺尾聰)の店にやってきたゲストですが、今回と次回ゲストの徳重聡さんほど、偶然が嘘臭いゲストの来店の仕方はないと思った第8話です。だってさ、偶然知り合いが来店だけでも嘘臭いのに、そいつが息子の元家庭教師で、父親の知らない息子の過去を延々1人トークして、ついでに薪も暖炉にくべるのかよ!! ありえねぇよ!


 しかし、イジメから自分を助けてくれた「死神」というあだ名の暴走族の知人に憧れて、「死神」という刺青を彫っちゃったらしいニノさん、この刺青がまた意匠もなにもない、ただ「死神」と彫ってあったのに爆笑。今日びの子供はもうちょっとセンスのいい意匠を選ばないものでしょうか。ある意味漢なのやもしれませんが。


 そんな風にネタにされてるニノさんは、オンエア開始30後にようやく登場、しかも回想以外の台詞ナシかよ! なんだよ! あと田中圭はもう最終回まで出てこないと見ていいんでしょうか。


 まあそんなこんなでニノさんの衝撃(或いは笑撃)の過去に爆笑している間に電波ガールヒロインのアズちゃん(長澤まさみ)は、リストカット再発のスペクタクル展開。安定している時はなまじ可愛い分、ぶっ壊れたサマは恐ろしかったです。しかし、彼女のぶっ壊れぶりはちょっともう通常の理解の域をぶち抜いているというか、ニノさんとのほんの些細な行き違いでこのような不安定を引き起こして、もしこの先本格的に別れ話にトカなったら、リストカットじゃすまないような気がします。ガクガク。