「A.I.」


 成宮寛貴inジュード・ロウって一体誰が考えたんだかサッパリなキャスティングですが、観てて辛かったです。顔と声が全然一致してないよ。


 あとジュード・ロウの最期の台詞が亜姫が字幕で見た時は「僕は生きた、そして死ぬ」だったのに、今回の吹替は「僕は存在した」で、前者が結構お気に入りだった自分としては軽いショックでした。実際原語はどう言ってたのか気になるところですが、あの凹むおとぎ話をもう1回観る気には当分なれません。ファンタジー作品としては本作は観る人(或いは読み手)の心に障るほどの破壊力を持つ良作だと思うのですが、辛いです。本当に辛いです。泣けるトカ感動トカそういう領域をぶっ飛ばして、人間大嫌いになれます。


A.I.
ハーレイ・ジョエル・オスメント
ワーナー・ホーム・ビデオ 2004-12-03


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