『巌窟王』#6「僕の憂鬱、彼女の憂鬱」


 知らなかったんですが、「巌窟王」原作のデュマって、「三銃士」も書いてたんですね。ああ何か世界観が同一だと非常に納得しました。


 以下キャラ別に。

ユージェニー(今回の主役)
父親は守銭奴、母親は自分の友人ドプレーと不倫、おまけに婚約者は真性のアホの子じゃ、言葉がキツくなるのも否めないかと思いました。でもアルベールに(見当外れだけど)慰められて、まんざらでもなかったので、愛じゃないけど、アルベールと一緒になるのは彼女にとっては幸せな事なのかもしれないと思ったりなんだり。
フランツ(ちゃっかり)
今回は出番ナシ? と思いきや、確り出てきましたよ。しかもフランツ君、貴方なんでアルベール君の隣に座ってるの!? そこはユージェニーの席じゃなかったの? アルベールの脇は譲れないってか!!(違) 
マクシミリアン(ちゃっかりその2)
フランツの婚約者、ヴァランティーヌに横恋慕中の彼。何だかんだ確りヴァランティーヌにアタックしてたり、ちゃっかりぶりではフランツ君に負けません。
伯爵(悪ノリ)
お金を最大限に使いまくって復讐の下準備中。普通復讐劇というと、練りに練った策を張り巡らせて……という感じなんですが、伯爵の場合策は練ってるんだろうけど、結局全ては金の威力というのが凄いです。気持ちいいくらい無駄使いしつつ、目的に向かって精進中。
アルベール(本来の主役)
母たちの過去や婚約者への愛に疑問を持ち始めたけれど、周囲にはさっぱりアホの子だと思われてる彼がかわいそうです。まあアホの子なんですが、でもユージェニーに「自由になりたい、遠くへ行きたい」と言われて「行こうよ、2人で」と臆面なく言える彼はちょっと偉いと思いました。


 というわけで次回に続く。相変わらずアルベール君はアホの子だけど、彼がこの話の中では一番純粋で汚れない人間なんだなぁ、と思った第6話でした。アホだけど。
 次回で漸く伯爵が復讐に挙げたい全キャラが揃うみたいですね。エロイーズが伯爵とおしゃべりですよ。ケロロギロロだよ!(声優繋がり)