DVDぼったくり疑惑。


おれはおまえのパパじゃない」さんにて書かれている「DVDはおかしい」という話を大変興味深く読んでいるのですが、


たとえVHSで全回録画していたとしても、パッケージ化されると欲しくてたまらなくなるという、ある種の病、「情報そのものの軽視」にあると思った。本を買って読んだ後に無造作に捨てられない。形に残ってないと不安になる。全ての情報をより新しいメディアに移行させたいと思う。情報そのものの軽視というか、自分自身の記憶に対する不信感というか、本棚にずらっと並べてご満悦というか、とにかく全てにおいて負けている。


 この「本棚にずらっと並べてご満悦」の心理は頷く所が大きいというか、実際最近のDVDは棚に並べて見ても楽しめる仕掛け(装丁)を用意していて、そういう仕掛けをやらせたらアニメのDVDはウマくやってるなぁ、と思いました。
 「本棚にずらっと並べて満足」というと、コミックスを揃えている時の感覚がまさにそれだと思うんですが、多分業界はそういうのを参考にしているのだと思います。最もそれが仕掛けとして成功しているものは少なくて、半分ぐらいは製作側の自己満足(購買者無視)という状況もまた現状かと。この自己満足を捨てて、購買者のお財布に優しい値段にしてくれるとか、2クール作品なら収録話数増やせトカ、思うわけですね。ずっと4話ぐらいしかDVDには入らないと思ってたんですが、「R.O.D the TV」とか実質6話収録されてて、「何だ入るじゃん!」と思ったり。


 あとゲームみたく「theBEST」みたいに銘打って廉価版とか出してもいいな、と思いました。その方が絶対いいと思うんですがどうでしょう。


 脳がアニメに偏っているので、アニメのDVDの話ばっかりですが、他ジャンルでいえば、ドラマのDVDも結構ヘンだと思う事が多いですが、その話は長くなるのでまた今度。