『鋼の錬金術師』#38「川の流れに」


 前回前々回とエルリック兄弟の出番が少なかったので、何か久々な気分が。

 しかし今回は兄弟の痴話ゲンカ(違)の横で、女性キャラが大活躍。ウィンリィのコスプレ、もとい軍服姿に、シェスカに、マリア・ロス少尉に、マーテル姐さんに、トリシャ・エルリックに、スロウスと、女だらけのハガレンですか。


 しかしマーテルやスカーの行動に対して、菩薩のような慈悲の心を持って受け止めてるアルフォンスですが、貴方ラースの手足を平然ともぎ取ろうとした自分の事は棚あげですか? 他の事なら平和主義でも兄の為なら悪魔の弟。やっぱり腹黒い……。


 でもってその兄貴は、結構重度のマザコンじゃないかと見てるんですが、どうでしょう。とにかく年上の女性に弱い。イズミ師匠には絶対服従だし、マリア・ロスに抱きしめられて「母さん……(昏倒)」だし、マーテル姐さんのお誘いにあっさりついてくし! ダメじゃん!!


 ウィンリィに「エドとアルのおかあさん」と呼ばれて明確に動揺したスロウス。ラスト同様前世の記憶があるのでしょうか。でもその割には兄弟を始末してもいいとか言っているし、うーん、おかあさんと呼ばれる事自体に弱いのかも。どのみちウィンリィたちはこのまま軍部にいるとかなりヤバいんじゃ……。ああっ、しかもロス少尉が出てきたって事は……い、イヤな予感!!


 さて次回から最終回まで會川昇脚本です。実質的な4クール目は次回から、という事でしょうか。鬱タイフーンの予感。