「砂の器」第2回 


 和賀英良(中居正広)の至らない点を列挙してみました。

  • のだめちゃん(「のだめカンタービレ」)だって、毎日ピアノを弾いているのに、ピアニストがピアノの練習もせずにあちこち遠出している点。
  • 証拠隠滅を昔の愛人に頼む時点で間違ってる。
  • 切り刻んだ証拠は少しずつ処分すればいいのに……。
  • 東北のカメダに、知人(岡田義徳)を遣って偽装工作。後々首を絞める結果になりそう。

 中居さんは比較的無口、多少大げさでも陰気な男を頑張って演じているんですが、肝心の「知能犯」という点で、完全に脚本がダメです。証拠隠滅・偽装工作の手があまりにもいきあたってばったり・火サス犯人より幼稚で、これじゃ戸籍まで変える程に徹底した過去隠蔽手段も、いきあたってばったりっぽくなってきました。(原作で戸籍獲得に使った手法は、ドラマ版では現代に置き換えている以上絶対に使えないので)
 

 で、原作パートな渡辺謙さん(と永井大)の方はといえば、赤井英和の身元が判明。東北弁を話した男(赤井英和)の地元が××地方だったって、もう1,2回は引っ張ると思ったんですが、比較的あっさり解明されました。次回以降、何故東北弁と勘違いしたのか、このあたりのネタバレがきそうで、やっぱりこっちのミステリの方が全然面白いです。

 あと松雪泰子さんの故郷の、あまりに美しい海の風景に仰天。