日本人のサスペンス基準。
日本のサスペンスものにおける基準は火曜サスペンス劇場だとかいう話をどこかで聞いた事があって、ドラマにおけるお約束トカ基本というものが観ている人間に安心感を提供するのだそうです。
【火サスお約束】
- 9時にドラマが始まると、視聴者が進まない展開に飽き始めるであろう10時過ぎに第2の殺人がおきる。
- 第2の殺人が起きると、第1の殺人をわかりやすく噛み砕きつつおさらいしながら、視聴者に犯人像をそれとなく提供。
- 怪しい顔の人物は絶対犯人じゃない。
- 主人公が「この人は犯人じゃない」と一番最初に思う奴はかなり怪しい。
- 犯人を追い詰める場所はいつも危険区域。
- 新聞のキャスト欄に載っている人の誰かが大概犯人。
以上の他にもお約束的な事がたくさんあって、視聴者は適度にドキドキしつつ、安心感を持って観られるのだそうです。
昨日「プライド」も「乱歩R」もスルーして見た月曜ミステリー劇場「示談交渉人甚内たま子裏ファイル3」は、殺人が起きていない点でお約束どころの話じゃなかったんですが、それはそれで,
交通と保険に関するよい勉強ドラマになっておりました。
でもやっぱりミステリーと銘打つからには殺人が起きないと楽しくないトカ駄目な事を考えつつ、先日再放送していた「裏ファイル2」よりは面白かったし、山田孝之の出番が若干増えていたので良しとします。
開襟シャツにエプロンで、マダムにヘコヘコする山田。イイ!(腐