面白いドラマをありがとうアワード2011・結果発表後半戦
【3】2011年にTVでオンエアされたドラマに出演した役者さんで、素晴らしかったと思う人を挙げてください。ここは人数問いません!
まず、得票結果より。
【満島ひかり】
→2011年は「さよならぼくたちのようちえん(単発)」「おひさま(朝ドラ)」「それでも、生きてゆく(連ドラ)」に出演。白眉はもちろん「それでも…」ですが、朝ドラで一般知名度もダダあがったと思われます(でも満島さんの朝ドラ処女作は「瞳」)。「それでも…」は当初スケジュールが取れず断ったものの、坂元裕二(インテル埋込済)が直プレゼンして出演に至った経緯があったとのこと。坂元裕二グッジョブです。
【長谷川博己】
→2011年は「告発〜国選弁護人(ゲスト)」「鈴木先生(連ドラ)」「砂の器(単発)」「家政婦のミタ(連ドラ)」に出演。2010年の「セカンドバージン」で、「誰なんだあのクズ男は!?」と一躍脚光を浴びた彼の2011年は、更に深化したクズ男・ダメ人間アワーでした(褒めてます)。
【風間俊介】
※画像はイメージ画像です。
→2011年は「中学生日記(連ドラ)」「それでも、生きてゆく(連ドラ)」「LADY〜最後の犯罪プロファイル〜(ゲスト)」「3年B組金八先生ファイナル(単発)」「妖怪人間ベム(ゲスト)」に出演。何と言っても「それでも…」の犯人役が強烈すぎました。おお一回見たら忘れられない、あの死んだ魚のような目よ!(絶賛してます)。
【尾野真千子】
→2011年は「CO 移植コーディネーター(連ドラ)」「名前をなくした女神(連ドラ)」「カーネーション(連ドラ)」に出演。ドラマ寡作の印象が強い彼女ですが、調べてみたら毎年数本ペースでドラマ出演してました。兎にも角にも「カーネーション」で一挙にその実力と魅力が知れ渡ることに。
【小林薫】
→2011年は「砂の器(単発)」「幸せになろうよ(連ドラ)」「カーネーション(朝ドラ)」「深夜食堂2(連ドラ)」に出演。役者として個性の強さ故に「ちょっと苦手かも…」という人が多かったのですが、その印象を覆したのは「カーネーション」のお父ちゃん役でした。至高の理不尽キュートな演技に多くの人がメロメロです。
【山田孝之】
→2011年は「ANOTHER GANTZ(単発)」「勇者ヨシヒコと魔王の城(連ドラ)」「荒川アンダーザブリッジ(連ドラ)」に出演。色々あってドラマ界から遠ざかっていたものの、昨年よりドラマ界に帰還以降、やりたい放題です。楽しそうでなによりです。
【瑛太】
→2011年は「それでも、生きてゆく(連ドラ)」に出演。意外なことに2011年のドラマ出演はこの1本でしたが、この1本が至上の1本でした。
【杏】
→2011年は「プロポーズ兄弟〜生まれ順別 男が結婚する方法〜(単発)」「名前をなくした女神(連ドラ)」「タイムスクープハンター(連ドラ)」「分身(世にも奇妙な物語)(単発)」「フィレンチェ・ラビリンス〜15世紀の私を探して(単発)」「妖怪人間ベム(連ドラ)」に出演。色々な事に挑戦している、といえばカッコいいけど、コレだ! という代表作を挙げ辛かった彼女の代表作がついに登場したというべきでしょう。
【神木隆之介】
→2011年は「高校生レストラン(連ドラ)」「11人もいる!(連ドラ)」に出演。信じられますか? 神木君、まだ18歳です。
【麻生祐未】
→2011年は「人間再生・工場長 岡田岩児(単発)」「JIN-仁-」「CO 移植コーディネーター(連ドラ)」「カーネーション(朝ドラ)」に出演。不幸度の高い役に定評のある役者さんですが、「カーネーション」の天然すぎるおかあちゃん役で新境地を開拓。
【大竹しのぶ】
→2011年は「それでも、生きてゆく(連ドラ)」「看取りの医者 バイク母さんの往診日誌(単発)」「帰郷(単発)」に出演。「それでも、生きてゆく」の独白長回しシーンは、人生で一回は見ておくべき至高のものかと思われます。
【松田翔太】
→2011年は「ドン★キホーテ(連ドラ)」に出演。瑛太と同じく2011年のドラマ出演は1本のみですが、よい役に出会えたのだと思います。
【亀梨和也】
→2011年は「3年B組金八先生ファイナル(単発)」「妖怪人間ベム(連ドラ)」に出演。「野ブタ。をプロデュース」が強烈すぎた亀梨君が遂に見出した新境地はベム梨さんでした。
得票1の役者さんについては申し訳ございませんが、割愛させて頂きます。ご了承ください。
前半戦でも記述したのですが、2011年は「こんな時だからこそ面白いドラマを世に送り出さねば!」という作り手側のいっそうの気概に溢れた良作ドラマが多く登場した年でした。その作品群の中で、役者の魅力が最大限以上に発揮されたり、新たな役所をつかんだり、そういった楽しみを例年より多く提供してくれたものと思います。